ポケモンSV持ち物おすすめ｜ランクマ初心者が最初に持つべき「三種の神器」と選び方

「ポケモンの持ち物、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」

「こだわりスカーフとか、技が固定されるアイテムは使いこなせる自信がない…」

ランクマッチに挑戦し始めたばかりの時期、誰もが一度はこの壁にぶつかります。攻略サイトのリストを見ても、選択肢が多すぎて逆に混乱してしまいますよね。

でも、安心してください。実は、ランクマッチで勝つために最初に揃えるべきアイテムは、たった3つに絞られます。

この記事では、リストの羅列ではなく、ポケモンの「役割」から逆引きで選べる、ランクマ初心者が最初に持つべき「勝利の三種の神器」と、その選び方を伝授します。これを読めば、もう持ち物選びで迷うことはなくなり、自信を持って対戦に挑めるようになりますよ！

この記事を書いた人

ランクマ教授・サトシ

肩書き: ポケモンSVランクマッチ最終3桁常連 / 初心者向け対戦メンター
専門領域: 構築相談、対戦環境分析、初心者向け育成論
実績: 初心者向け対戦講座の受講生100名以上がマスターボール級到達

ご挨拶:
「難しい理論は抜きにして、まずは勝てる楽しさを知ってほしい」。そんな思いで活動しています。「こだわりスカーフ」って、技が固定されるのが怖いですよね。僕も最初はそうでした。でも実は、これこそが初心者を救う最強のアイテムなんです。なぜなら、「上から殴る」という単純明快な勝ち筋を作れるから。迷ったらスカーフ。これだけで勝率はグッと上がりますよ。

なぜ初心者は「持ち物選び」で迷うのか？対戦の基本思考

ランクマッチを始めたばかりの頃、僕もよくやってしまった失敗があります。それは、「なんとなく強そうだから」という理由で持ち物を選んでしまうことです。

例えば、攻撃役のアタッカーであるポケモンに「たべのこし」を持たせてしまったことはありませんか？ 「HPが回復すれば長く戦えるはず」と考えがちですが、実際の対戦では回復量が相手の攻撃ダメージに追いつかず、火力不足で競り負けてしまうケースがほとんどです。

ここで重要なのは、持ち物はポケモンの「役割」を強化するために存在するという考え方です。

アタッカーなら「相手を倒す力（火力）」を、クッション役なら「相手の攻撃を受ける力（耐久）」を伸ばすのがセオリーです。ポケモンの役割と持ち物の効果が一致したとき、初めて勝利への道筋が見えてきます。

逆に言えば、役割さえ決まっていれば、選ぶべき持ち物は自然と1つか2つに絞られるのです。

迷ったらこれを持て！ランクマ初心者を救う「三種の神器」

「役割と言われても、まだピンとこない…」
そんなあなたのために、とりあえずこれを持たせておけば間違いなく強い、ランクマ初心者を救う「三種の神器」をご紹介します。

これらは、現代のポケモン対戦環境において最強クラスの性能を誇り、複雑な調整をしなくても持たせるだけで機能する鉄板アイテムです。

1. きあいのタスキ：絶対的な「行動保証」のお守り

• 効果: HPが満タンの時、瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る。
• 強さの理由:
  現代の対戦環境は火力のインフレが激しく、どんなに耐久が高いポケモンでも一撃で倒されるリスクがあります。しかし、きあいのタスキを持っていれば、どんな強力な攻撃を受けても必ず1回は耐えて行動できます。
  この「行動保証」こそが、きあいのタスキが最強たる所以です。パオジアンやハバタクカミといった高速アタッカーに持たせることで、最低でも1回は攻撃できるという安心感は、対戦における最大の武器になります。

2. こだわりスカーフ：単純明快な「素早さ操作」

• 効果: 素早さが1.5倍になるが、最初に出した技しか出せなくなる。
• 強さの理由:
  ポケモン対戦において「相手より先に動くこと」は圧倒的なアドバンテージです。こだわりスカーフは、本来なら抜けない相手の上を取り、先制攻撃で倒すという勝ち筋を生み出します。
  技が固定されるデメリットはありますが、「上から殴って倒す」というシンプルな戦術は、複雑な読み合いを必要としないため、初心者にとって非常に扱いやすいアイテムです。

3. とつげきチョッキ：撃ち合いを制する「対面性能」

• 効果: 特防が1.5倍になるが、変化技（まもる、つるぎのまい等）が出せなくなる。
• 強さの理由:
  特殊アタッカーとの撃ち合い（対面）において、圧倒的な強さを発揮します。とつげきチョッキを持たせることで、本来なら耐えられない特殊攻撃を耐え、返しの一撃で相手を倒す「対面性能」が飛躍的に向上します。
  フルアタッカー（技構成が全て攻撃技）のポケモンと相性が良く、セグレイブやガチグマ（アカツキ）などによく採用されます。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 迷ったら、まずは高速アタッカーに「きあいのタスキ」を持たせてみてください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、初心者が負ける最大の原因は「何もできずに倒されること」にあるからです。きあいのタスキによる行動保証があれば、少なくとも「一矢報いる」ことができ、そこから対戦の流れを掴むきっかけが生まれます。

「技固定」は怖くない！こだわりアイテムを使いこなす思考法

「こだわりスカーフ」や「こだわりハチマキ」のような、技が固定されるアイテム（こだわり系アイテム）を使うことに、恐怖心を感じていませんか？

「もし相手に無効化されたらどうしよう…」「不利な相手が出てきたら終わりじゃないか…」
その気持ち、痛いほどわかります。しかし、上級者はこの「技固定」をデメリットではなく、むしろメリットとして捉えています。

こだわり系アイテムの最大のメリットは、「思考の簡略化」にあります。

技が固定されるということは、やるべきことが「その技を連打する」か「ポケモンを交代する」かの2択に絞られるということです。これにより、余計な迷いが消え、プレイングが安定します。

もし、こだわりアイテムで技を固定している最中に不利な相手が出てきたらどうすればいいのでしょうか？ 答えは簡単です。「素直に交代する」。これだけです。

不利対面になったら交代するという判断は、ポケモン対戦における「サイクル戦」の基本中の基本です。こだわりアイテムは、初心者にこの基本的な立ち回りを強制的に覚えさせてくれる、優れた教材でもあるのです。

【役割別】持ち物逆引きリスト（アタッカー・受け・起点作成）

ここからは、あなたの手持ちポケモンの「役割」に合わせて持ち物を選べるよう、役割別の推奨アイテムをリストアップしました。

「このポケモンはアタッカーだからこれ」「このポケモンはクッション役だからこれ」というように、役割（ロール）が持ち物を決定する判断基準として活用してください。

比較表
【役割別】ポケモンSV持ち物逆引きリスト

まずはこの表を参考に、自分のポケモンの役割に合った持ち物を持たせてみましょう。 それだけで、パーティ全体の動きが驚くほどスムーズになるはずです。

よくある質問（FAQ）

最後に、持ち物に関して初心者の方からよくいただく質問にお答えします。

Q. こだわりハチマキやこだわりスカーフはどこで手に入りますか？

A. エンディング後、テーブルシティにある「デリバードポーチ」で購入できるようになります。
ストーリークリア前でも一部拾える場所はありますが、基本的にはクリア後にデリバードポーチでお金を使って揃えるのが効率的です。

Q. ブーストエナジーは一度使ったらなくなりますか？

A. 通信対戦（ランクマッチやカジュアルバトル）では、使ってもなくなりません。
対戦が終われば手元に戻ってくるので、安心して使ってください。ただし、ストーリー上の冒険やレイドバトルで使用した場合は消費されてしまう（なくなる）ことがあるので注意が必要です。

Q. パーティ内で持ち物が被ってしまったらどうすればいいですか？

A. ランクマッチのルールでは、同じ持ち物を複数のポケモンに持たせることはできません。
もし「きあいのタスキ」を持たせたいポケモンが2匹いる場合は、片方を「きあいのタスキ」、もう片方を「こだわりスカーフ」や「とつげきチョッキ」など、別の役割を持てるアイテムに変更できないか検討しましょう。持ち物が被るということは、役割が被っている可能性が高いというサインでもあります。

まとめ

今回の記事のポイントをまとめます。

1. 持ち物は「なんとなく」ではなく、ポケモンの「役割」に合わせて選ぶ。
2. 初心者はまず、「きあいのタスキ」「こだわりスカーフ」「とつげきチョッキ」の三種の神器から使い始める。
3. こだわり系の「技固定」はデメリットではなく、「迷いを消す」メリットと捉える。

まずは、今回紹介した「三種の神器」を自分のパーティに組み込んで、ランクマッチに挑戦してみてください。実際に使ってみることで、「あ、この場面でタスキが活きた！」「スカーフのおかげで勝てた！」という実感が湧いてくるはずです。

この記事を参考に持ち物を決めて、自信を持ってランクマッチの世界へ飛び込みましょう！ あなたの勝利を応援しています。

参考文献

• ランキング｜ポケモンバトルデータベース スカーレット・バイオレット – ポケモンバトルデータベース
• 対戦用アイテムの効果と入手場所｜ポケモン徹底攻略 – ポケモン徹底攻略